第62期(2017-18) 会長方針

第62期(2017~2018) 岐阜南ロータリークラブ 会長 宇都宮幸嗣

宇都宮幸嗣会長
クラブターゲット「ゆとり」
私が子どもの頃に思い描いていた未来は、現実的なものであり「今より少し便利で住みやすくなっているのであろう」という冷めた感じではありましたが、心の片隅にはSF映画に出てくるような「車が空を飛ぶ世界」を期待していたような気がします。

そして、大人になってみると「車が空を飛ぶ世界」まではいかないが、少しではなく「大変便利」な世の中になったと感じます。自分が子どもの頃に想像していた未来を追い越した現代は、何事も時間が早く進み、取り残されないように付いていくのに必死で、ゆとりを持つということは贅沢なことであり、本当に大切なものであると感じます。

このことは誰もが感じたことであり、二十年程前には教育者・経済界などの有職者などが、子どもの将来を考えた結果「ゆとり教育」が発議され、多くの支持を集めました。しかし、生徒の学力が低下していると指摘されると、ゆとり教育は忽ち批判されるようになりました。
このことに際しまして私は、ゆとり教育は失敗であったと考えておりません。「ゆとりを持つ」という志の履き違いであると思います。ゆとり教育とは、ただ勉強の量を減らすものではなく、基礎教育を着実に実施した上で、多方面の見解を知り、視野を広げることではないでしょうか。しかし、その義務を果たさずに間違った「ゆとり」を欲したことが問題であったと思います。
>毎日忙しい日々を過ごす私たちは、この忙しさの中で目の前の事を一直線にしか見ていないことが多く、ここで「ゆとり」を持てば周りに目が届きます。この周りに目を向けて互いに尊重し合うこと、この気遣いが「ゆとり」であり、私たちに必要なことではないでしょうか。

私たち日本人は「和」を大切にしてきました。これは「和む」とも読み、まさに「ゆとり」の本質であると考えます。
当ロータリークラブの長い歴史の中で「和」は自然に培ってきました。
この一年間、周りの時間の速さに惑わされることなく、何事に関しましてもクラブターゲット「ゆとり」を持って取り組み、進行・発展してまいりたいと存じます。


岐阜南ロータリークラブ 第62期(2017-2018)理事・役員
理事・役員 会長 宇都宮幸嗣
理事・役員 直前会長 浅野 良浩
理事・役員 会長エレクト 近藤 大樹
理事・役員 副会長 水野 辰博
理事・役員 幹事 尾崎 泰博
  (副幹事) 小野 伸秋
  (副幹事) 伊在井みどり
理事・役員 会計 操  尚
  (副会計) 森 健二
  (会計監査) 浅野 隆士
役員 会場監督 岸 泰孝
  (副監督) 野々村定雄
  (副監督) 安田 秀成
理事 会員増強拡大 村上 正雄
理事 職業奉仕 玉木 吉郎
理事 社会奉仕 村瀬 尚宏
理事 国際奉仕 豊田 慎次
理事 青少年奉仕 神谷 正樹
理事 親睦 丹羽 孝明
理事 直前幹事 野原 伸之
理事   堀塲 巖
2017年7月1日
2017年7月1日 | カテゴリー : 会長方針 | 投稿者 : gifuminami