第70期(2025~2026)会長方針

第70期(2025~2026) 岐阜南ロータリークラブ 会長 小野 伸秋

小野 伸秋 会長
岐阜南ロータリークラブが第70期を迎えるこの年に、私の年齢も70歳を迎えると共に当クラブの会長を拝命いたしました。私自身は、こうした節目の年に身分不相応としか思えませんが、会長に選任されたことは大変名誉なことだと感謝に堪えません。
しかし、現実の社会は、設立以来70年間の社会情勢はもとより、日本は人口減少に加え誰も経験したことのない少子高齢化社会へと向かう、いわゆる右肩下がりの時代を迎えています。加えて、近年の急激な世界経済と技術の変化の潮流は、高度な情報ネットワークによる産業の再編が加速し、国家を越え、否応なしに産業を変え、政策を変え、制度の進化を要求するDX時代に突入し、正に「第4次産業革命」真っ只中です。
そんな状況下において、日本では阪神淡路や東日本等の大震災を始め、地球温暖化による自然災害が多発する中、世界ではウクライナ、ロシア、イスラエル等の戦争やコロナウイルス感染症によって日本経済の疲弊は目に余るものがあります。この時代は、産業界にとっては、産業の再編を直に食らう会員もいて会員数も激減してしまいました。
ところが、そんな暗い話題が山積する中で、明るい話題もあります。
身近なところでは岐阜県が「ぎふ宇宙プロジェクト研究会」を立ち上げ、県内の工業高校4校(岐阜工業、岐南工業、大垣工業、可児工業)が岐阜大学及び県内企業の支援を受けて、小型人工衛星(10cm×10cm×20cm)の設計・製造・打上げ・運用までを一貫して行う実践的なプログラムを実施しています。世界の宇宙産業市場は、2040年には市場規模が1兆ドルと見込まれる将来性がある市場です。こうした将来を見越した投資について、我々ロータリアンも「あなたの夢応援します」等、地元の高校・大学等の協力を得て、あらゆる産業の将来性のある若者の人材育成に取り組んでいます。また、我クラブのロータリアンはあらゆる業種の集団であることから、災害時には各業種の専門性を活かした災害対策を検討し、職業奉仕の精神に基づき提案することができます。
そこで次期は、地元の次世代の若き人材を育成することで、地元に根付き新たな産業を立ち上げる地方再生(明るい街づくり)の核となる。また、災害が発生してから初めて「やればよかった災害対策!」ではなく「やってよかった災害対策!」といった反省が後から聞かれることのないような環境整備を、ロータリークラブを通じて社会に訴えることが重要だと考えました。
そしてクラブターゲットは

明るい街づくり!ふるさとを育てよう!

基本方針は、人材の育成による社会貢献と災害に強い街づくりを想像してください。

  1. 我が町を育てるロータリー
    核家族化、人口減少による少子高齢化や空き家対策などの社会問題解決に取り組むロータリー。
  2. 我が子孫(まちの人材)を育てるロータリー
    青少年の人材育成のための環境整備に取り組むロータリー
  3. 我がふる里を守るロータリー
    日本で一番の森林率81%の岐阜県の自然にあふれるふるさとを守るロータリー
  4. 地方再生に協力するロータリー
    都市部に産業・人口が集中することで地方が過疎化しない様に取り組むロータリー
  5. 災害に強い街づくりをするロータリー
    濃尾大震災のような大災害が来た時を想定して対策を考えるロータリー

先の見えぬ「DX時代の産業再編」、「自然災害の発生」、「少子高齢化・人口減少」の影響から、大きく変わる制度の変化を見越した地方再生を願う産業界のドンが集まるロータリーだからできることを推進したい。

 


岐阜南ロータリークラブ 第70期(2025-2026)理事会構成表 理事及び役員
役員 会長 小野 伸秋
役員 直前会長
(国際奉仕委員会カウンセラー)
野原 伸之
役員 会長エレクト 森 久元
役員 副会長 竹腰 大介
役員 幹事 杉山 令耕
役員 会計 武井 文世
役員 会場監督 岸 泰孝
理事 親睦 奈良 浩子
理事 会員増強拡大 松本 宰治
理事 ロータリー財団(直前幹事) 宮永 恒治
理事 職業奉仕 福本 博之
理事 社会奉仕 大竹 正人
理事 国際奉仕 髙見 和宏
理事 青少年奉仕 内藤 彰俊
無任所理事 研修リーダー 玉木 吉郎
2025年7月1日
2025年7月1日 | カテゴリー : 会長方針 | 投稿者 : gifuminami